9/16(金)は、大津百町館にて、落語のオンライン稽古(3回目)を行いました。
今回は、滋賀県大津市の 中学2年生山本澪子さんと、東京の瀧川鯉丸さんとをオンラインでつないで、落語の稽古(3回目)を行いました。
最初に、台本を見ずにどこまで喋れるかやってもらいました。すると、稽古3回目にして、なんと最後まで喋り切ることができました!たったの数週間で最後まで覚えられたので、講師の鯉丸さんもびっくりされていました。
続いて、手を置く位置や目線、仕草を意識しながら、”上下(かみ・しも)を切る(右左を向いて人物を演じ分ける)”練習をしました。
台詞を言いながら、目線や手、体の使い方を意識するのは、とても集中力がいることなのですが、終始にこやかに取り組んでくれていたので、見ているこちらも楽しくなりました。
さらに稽古を進めて、今回演じる演目のポイントとなる台詞や仕草を、場面ごとに止めながら、確認していきました。
鯉丸さんの指導にも熱が入り、「習ったことを機械的にやるのではなく、その日の”気分”を大事にしてください。」という、日々寄席に出演されている方ならではのアドバイスも伺うことができました。
稽古の最後に、今日習ったことを思い出しながら、噺のオチまで演じてもらいました。目線や仕草など、先ほど指導されたことをすぐに実践できていて、とてもよかったです。
その上で、鯉丸さんから「お客さんに楽しんでもらうために、台詞や仕草を強調してみたり、あえて自然にやってみたりして、表現にグラデーションをつけてみては?」という、もう一歩踏み込んだアドバイスがありました。
次回の稽古は、本番を意識して落語を演じてみる、です。
今回新たに見つかった課題を、鯉丸さんのアドバイスも踏まえながら、自分なりに乗り越えていってくれると嬉しいです。
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