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【活動報告(2022/08/25)】大津百町館にて、落語のオンライン稽古(2回目)を実施

8/25(木)は、大津百町館にて、落語のオンライン稽古(2回目)を行いました。


今回は、滋賀県大津市の小学5年生新宮ちえりさん・中学1年生山本澪子さんと、東京の瀧川鯉丸さんとをオンラインでつないで、落語の稽古(2回目)を行いました。


<お一人目・小学5年生新宮さんの稽古>

前半は、発表会で披露することに決まった演目の台本を、声に出して読むところからスタートしました。ただ、いきなり一人で全てを読むのは難しいので、新宮さんには登場人物の一人になりきってもらって、その他の人物は講師の鯉丸さんが演じる、という形で進めました。声に出して落語を読むのは初めて、ということでしたが、普段から落語を聞いてくれているだけあって、落語のリズムに近い読み方ができていました。


続いて、さっきとは別の人物になりきって読む、という稽古を行いました。人物が変わると、喋る速さや口調を変える必要があるのですが、今回、その難しさを感じ取ってくれたようでした。

後半は、台本の内容を深掘りして、知らない言葉や読みづらいセリフなどを確認していきました。普段は使わない言葉や、地名や仕草などを、一つ一つ確認していきました。言葉の意味を知ることで、より落語を面白いと感じてくれたようでした。


最後に、今回の稽古のまとめも兼ねて、全編を一人で読んでもらいました。自分のペースで、淡々と最後まで読み進めることができていました。この調子で、どんどん台本を覚えていってほしいです。


<お二人目・中学1年生山本さんの稽古>

前半、まずは新宮さんと同じように、一人の登場人物になりきって、台本を読んでもらいました。飄々とした雰囲気で、場面に合わせたトーンやリズムで読んでくれました。稽古前に台本を渡した際、じっくり何度も読んでいたので、そういった準備の部分がしっかりした読み方につながったのだと思いました。登場人物を変えて読んでもらった際も、最初と同じく、口調の変化や間を効果的に使って読むことができていたので、鯉丸さんも驚かれていました。

後半は、今回の演目でポイントとなる”手拭いを使った仕草”の稽古に入りました。手ぬぐいの代わりに普段持っているハンカチを使って、鯉丸さんの手つきを真似しながら、一つ一つ確認していきました。


一言で手ぬぐいを使うといっても色んな使い方があり、また、ただ手拭いを使うのではなく、目線や表情も組み合わせながら演じることが必要です。そういったことを、今回の稽古を通じて学び取ってくれたようで、とても楽しそうに仕草を真似してくれていました。

次回の稽古は、覚えてきた落語を実際にやってみる、です。


今後は、学校の授業と並行しながらの稽古になるので、なかなか大変かもしれないですが、自分のペースを大切に、楽しんで稽古をしてほしいなぁと思います。

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