7/30(土)は、一日体験会ということで、夏の芸能ワークショップを行いました。
【2022/7/30(土)夏の芸能ワークショップ@大津百町館・ダイジェスト映像】
前半は、落語、常磐津、コント(ひとり芝居)のプロの芸を、生で楽しんでいただきました。後半は、子供たちに舞台に上がってもらって、各芸能の講師が演じ方や声の出し方などを解説し、芸能体験をしてもらいました。そして最後に、子どもたち全員から一人ひとつずつ質問を受け付け、各芸能の視点から、講師陣が丁寧に答えていく時間を作りました。
今回、落語は瀧川鯉丸(たきがわ・こいまる)さん、常磐津は常磐津千寿太夫(ときわづ・ちずたゆう)さん、菊与志郎(きくよしろう)さん、コントはナツノカモさん、にご指導いただきました。
前半の芸能鑑賞会は、
・落語『金明竹』
瀧川鯉丸
・常磐津『将門』
浄瑠璃(歌や語り):常磐津千寿太夫
三味線:常磐津菊与志郎
・コント(ひとり芝居)
『ご当地ドラマ』:ナツノカモ
でした。
子供たちだけでなく、一緒に参加いただいた保護者や地域の方々も、それぞれの芸能を楽しんでいただけました。
<感想>
・表情を変えたり、声が変わったりするのが、とても自然な感じでおもしろかったです。(子供たち)
・テレビで見るのと違って、迫力というか、勢いを感じ、引き込まれました。(保護者の方々)
後半のワークショップは、
・常磐津
『三味線に合わせて語ってみよう』
・コント
『”あいさつ”をテーマに、演技について考えてみよう』
・落語
『高座で小噺を発表してみよう』
でした。
皆さん、積極的に参加してくれたので、とても盛り上がりました。
「緊張する・・・」、と言いながらも、堂々と声を出したり演技ができていたので、講師の方々も驚かれていました。
<感想>
・講師の方々が気さくな感じでもっとやってみたいと思った。(子供たち)
・一緒にセリフを読んでみることで、細かい表現の幅をかみくだいて感じることが出来て面白かったです。(保護者の方々)
最後に、質問コーナーを行いました。
子供たちから一人ひとつずつ質問を受け付けて、それぞれの芸能の視点から講師全員に答えてもらいました。
ワークショップを体験したこともあってか、
「どうやったら大きくいろんな声を出し分けられるのか?」
「稽古で使っている台本はどういったものなのか?」
「演じている時に何を考えているのか?」
等々、表現することついての具体的な質問ばかりで、驚かされました。
講師の方々も、じっくり考えながら、ひとつずつ丁寧に答えていただきました。
稽古方法や演じ方が、3つの芸能で同じ部分と違う部分が見つかり、とても有意義な時間となりました。
<感想>
・講師の方に自由な質問ができたので、「やりたいけど、少し不安」な気持ちがなくなったので良かったです。(子供たち)
・子どもたちの質問に丁寧に答えてくださったり、貴重な譜面(床本)を見せていただいたりできて、良い機会でした。(保護者の方々)
今後は、8月から各芸能の稽古をスタートし、11月5日(土)の発表会に向けて動き出すことになります。子どもたちにとって楽しい時間となるよう、講師一同頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします!
稽古の様子は、都度こちらにアップする予定です。
是非ご覧くださいませ。
(本活動は、「文化庁・令和4年度地域文化倶楽部(仮称)創設支援事業」の一環で実施しております。)
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