6/8(水)は、「コントと花登筺」というテーマで、小学4年生の総合の時間に、出張授業を行いました。
まずは、コントの歴史と、大津を代表する劇作家でコント作家として活躍された花登筺(はなと・こばこ)さんについて学んでいただきました。明治時代〜昭和にかけて、大津には芝居小屋があったことや、花登筺さんにまつわる場所(大津市立図書館やなぎさ公園の石碑)を紹介しました。
コントをテレビでは見たことがあっても、大津出身のコント作家がいたことや、その人の足跡が今もまだ残っていることは知らなかったようで、興味津々に講座を聞いてくれていました。
続いて、東京で作家・俳優として活躍されているナツノカモさんによる、コント(ひとり芝居)を鑑賞しました。今回披露いただいたのは、「ご当地ドラマ」という刑事ドラマにまつわるコメディ作品で、一人で何役もの登場人物を演じ分けて物語を表現されていました。
子供たちは、想像力を働かせながら、楽しんで鑑賞してくれました。
その後、”おはよう”をテーマに、ナツノカモさんと一緒に”演じるとは何か?”についてのワークショップを行いました。「おはよう」という言葉一つとっても、声の出し方や仕草、目線などを工夫することで、挨拶した相手や観客に色んな感情を伝えることができます。
一人一人、伝えたいことをどうやったら上手く伝えられるのか、考えながら取り組んでくれました。見ている子たちも、どういうことを伝えたいのだろう、と集中しながら友達のあいさつを聞いてくれました。
最後に、ナツノカモさんに「よたろうのおまじない」という親子の会話を題材にしたコント(ひとり芝居)を上演いただきました。ワークショップを経たことで、どういう演技をすれば「笑い」が起きるのか?に注目して、子供たちは鑑賞してくれたようでした。
楽しい時間をありがとうございました。
(授業の写真は、中央小学校よりご提供いただいております。)
※この活動は、文化庁・令和4年度文化芸術による子供育成総合事業の一環で実施されました
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